2019年10月5日土曜日

「国連人権勧告の実現を!」第7回集会「仕事の世界における暴力とハラスメント撤廃条約」を批准させよう!

「国連人権勧告の実現を!」第7回集会
「仕事の世界における暴力とハラスメント撤廃条約」を批准させよう!



 「# Me Too 」運動は、セクシュアル・ハラスメントや性暴力を見て見ぬふりするのは止めようと世界的に盛り上がり、今年ILOは「仕事の世界における暴力とハラスメント撤廃条約」を採択しました。

 日本でも高級官僚や有名ジャーナリストをはじめ、仕事関連の場でのセクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメントは繰り返されています。この条約の批准を目指し、働き安い労働の場をつくっていこう、というのが今年のメインテーマです。

 2019年8月27日、最高裁判所は、「朝鮮学校 高校無償化排除」をめぐる裁判で、棄却の不当決定を行いました。関西生コンクリート労働組合へのレイシストによる攻撃と、公権力による弾圧も生じています。

 一方で新たな光もあります。多くのパブリックコメントを受け、川崎市で罰則つきのヘイト条例が制定されます。ILOが「日の丸掲揚・君が代斉唱」に従わない教員に対する処分の改善を、日本政府に勧告しました。

 安倍政権の「国連人権勧告に従う義務なし」という2013年の閣議決定に対抗し、発足した「国連人権勧告の実現を!」実行委員会は、毎年12月10日の「世界人権デー」に合わせ、集会を行っており、今年は7回目です。みなさま、是非ご参集下さい。


日時 2019年12月7日(土)13:30集会スタート、15:30パレード出発

会場 青山学院大学 17号館 309号室
https://www.aoyamagakuin.jp/access/campusmap.html

講演 「仕事の世界における暴力とハラスメント撤廃条約」批准を
    角田由紀子 弁護士

特別報告
・関西生コンクリート労組への弾圧 
 小谷野毅さん(全日本建設運輸連帯労働組合書記長)

・朝鮮学校の子どもたちの学びの場を奪わないで-子どもの権利委員会の報告-
 宋恵淑さん(在日本朝鮮人人権協会)

・川崎市のヘイト罰則条例(タイトル確認)
 山田貴夫さん(「ヘイトスピーチを許さない」かわさき市民ネットワーク事務局長)

・「日の丸・君が代問題」ILOユネスコ勧告の実現に向けて
 寺中誠さん(東京経済大学客員教授)


 

2019年10月4日金曜日

第31回学習会 入管法「改正」問題について考える ~今、日本で暮らす外国人の現状を踏まえて~

第31回学習会

入管法「改正」問題について考える
~今、日本で暮らす外国人の現状を踏まえて~


日本では本年4月1日より改訂された入国管理法が施行されています。

 介護、建設、農業など人手不足で困っている業種に限定して外国人労働者を増やすことを意図した法改定でしたが、様々な問題を孕んだまま施行されることになってしまいました。
 現在、技能実習生という名目で労働に従事している外国人について、長時間労働や残業代の未払いなどの法令違反が確認されています。過酷な労働に耐えきれず、年間7,000人の技能実習生が失踪し、3年間で69人が死亡していることが国会の法案の審議の中でも指摘されました。
 こうした技能実習制度を改善することもなく、外国人労働者の受け入れの枠を広げることは同様の人権侵害がさらに増えることが予想されます。

 今私たちが考えるべきは「外国人労働者を受け入れるべきかどうか」ではなく、すでに日本に大勢いる外国人も含めた日本社会を、どう住みやすく、よくしていくかではないでしょうか。多文化共生のできない、外国人にとって住みにくい社会は、日本人にとっても絶対に住みよい社会ではありません。
 移住労働者と連帯する全国ネットワークの鳥居一平さんに入管法「改正」問題について、お話を伺います。

日時 2019年10月4日(金)18:30~20:30(受付は18:15~)

講師 鳥井一平さん
「移住労働者と連帯する全国ネットワーク」代表理事。全統一労働組合副委員長。アメリカ国務省から「人身売買と闘うヒーロー」として表彰された。

会場 連合会館501会議室
千代田区神田駿河台3-2-11
千代田線・お茶の水駅 B3出口(徒歩0分)
丸ノ内線・淡路町駅 B3出口(出口まで徒歩5分)
都営新宿線・小川町駅 B3出口(出口まで徒歩3分)
JR総武線/中央線・お茶の水駅聖橋口(徒歩5分)
https://rengokaikan.jp/access/

参加費 500円
主催 「国連・人権勧告の実現を!」実行委員会