第8回学習会「国連からの人権勧告とヘイト・スピーチ、ヘイト・クライム」
日本国内で盛んに行われているヘイト・スピーチという差別を煽動する憎悪表現に対する批判が、内外から高まっています。ヘイト・クライム(差別犯罪)といえる、2009年の京都朝鮮学校への在特会(在日特権を許さない市民の会)らの襲撃事件に対する民事訴訟の判決が、大阪高裁から7月8日に出ています。判決では、人種差別撤廃条約の「人種差別に該当する」とし「在日朝鮮人が民族教育を行う利益」を認め、約1200万円の賠償を命じるものでした。
7月24日に、国連の自由権規約人権委員会が最終見解の中で、日本政府に対し、ヘイト・スピーチを行う宣伝や示威行為を禁止し処罰する法整備をするよう勧告を出しており、こうした差別行為を放置する日本政府の姿勢は、国際社会からも厳しく批判されています。
差別・排外主義に基づくヘイト・スピーチ、ヘイト・クライムは、主に在日朝鮮人を中心とした外国人やマイノリティーの人たちなどに行われる迫害であり、被害当事者の人々は耐え難い苦痛と恐怖に襲われています。このような現状を生み出し、容認し、放置しているのは、「日本人」というマジョリティであり、この「日本社会」です。
学習会では、私たち自身の問題として、国連からの人権勧告を実現し、日本からヘイト・スピーチ、ヘイト・クライムをなくしていくために何をすべきか、学び考え話し合い、そして行動に繋げていきたいと思います。
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○日時: 9月20日(土) 18:30~20:30
○講師: 明戸隆浩さん
(関東学院大学ほか非常勤講師。社会学/多文化社会論。最近の翻訳にエリック・ブライシュ『ヘイトスピーチ』。)
○会場: 渋谷アイリス
(渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田 8階 渋谷駅から徒歩5分)
http://www.shibu-cul.jp/access.html
○参加費: 500円
*なお、事前のお申し込みは不要です。直接会場にお越しください。
主催: 「国連・人権勧告の実現を!」実行委員会
連絡先: jinkenkankokujitsugen@gmail.com
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