2015年12月20日日曜日

12・5 国連・人権勧告の実現を! 集会・デモ 国会議員のみなさまからのメッセージ

12・5 国連・人権勧告の実現を! 集会・デモ
国会議員のみなさまからのメッセージ

 12・5「国連・人権勧告の実現を!」集会・デモに当たって、国会議員のみなさまからメッセージをいただきましたので、ご紹介いたします。

・田城郁さん
・又市征治さん
・初鹿明博さん
・福島みずほさん
・高橋千鶴子さん
・小川敏夫さん
・大平喜信さん
・田村智子さん
・糸数慶子さん
・有田芳生さん
・なたにや正義さん
・神本美恵子さん
(順不同)

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「国連・人権勧告の実現を!」集会メッセージ

 「国連・人権勧告の実現を!」集会の開催にあたり連帯のメッセージを送ります。

 9月19日未明に、違憲の集団的自衛権を前提とした「戦争法」が立憲主義と民意を踏みにじり強行採決されました。

 「戦争法」が成立し「特定秘密保護法」等の情報統制と国民監視体制が強化され基本的人権を蹂躙する戦時体制が市民の気づかぬまま築かれています。
また、原発事故の収拾も困難を極め汚染状況の情報公開も被災者の救済も遅々として進んでいません。

 安倍政権の政治姿勢と軌を一にしたヘイトスピーチの横行、「高校無償化」からの朝鮮高校除外の民族差別も許したままです。また、障がい者や少数者に対する差別も顕在化し悪質化しています。辺野古新基地建設反対の沖縄県民への暴力的対応も重大な基本的人権の侵害で許すことはできません。

 歴史修正主義と反知性主義のアベ政権を一日も早く打倒し、人権が当たり前に尊重され自由・平等・博愛・相互扶助の日本社会を取り戻す為に共に闘いましょう。

2015年12月5日
参議院議員 田城 郁
(民主党 比例区選出)

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12・5「国連・人権勧告の実現を!」集会に寄せて

2015年12月5日

参議院議員 社民党幹事長  又市 征治

 12・5「国連・人権勧告の実現を!」集会にご参加の皆さんに、心からの連帯のあいさつを送らせていただきます。

 私は以前から日本政府が国連の人権勧告に無視し続けていることに、大きな憤りを覚えてきました。とくに朝鮮学校の無償化からの排除、日の丸君が代強制、福島原発事故被害者の健康問題、そして難民問題などです。

 朝鮮学校の無償化からの排除は、本来、高校教育の無償化という有意義な政策である無償化法を、新たな差別法へと転化してしいました。さらに自治体レベルでの行政からの支援についても、新たな差別が持ち込まれるようになりました。

 国連の人権勧告を無視する安倍政権には、国連の常任理事国入りどころか、人権・民主主義について語る資格はありません。力を合わせて、国連・人権勧告を実現しましょう。

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「12・5 国連・人権勧告の実現を!」集会へのメッセージ

 「12・5 国連・人権勧告の実現を!」集会のご盛会を、心よりお慶び申し上げます。

 国連人権勧告の実現のため日々ご活動されている実行委員会の皆様、そして本日ご参集の皆様に対して、心から敬意を表します。

 戦後最長245日間の先の通常国会で、安倍政権は立憲主義を否定し、民主主義にとって重要な手続きを蔑ろにし、安全保障関連法案を強行採決しました。

 一方、国内人権機関の設置、個人通報制度の批准や移住労働者、ヘイトスピーチ、セクシャル・マイノリティなど人権勧告の多くの課題は置き去りのままです。

 私は、衆議院議員に議席をいただいてから、自由と人権を守って公正で、格差の少ない社会を創っていく、立憲主義や三権分立を蔑ろにせず民主主義をしっかりと守っていくという政治理念のもと活動してまいりました。

 安倍政権の暴走に待ったをかけ、人権後進国というレッテル返上、国連人権勧告の実現のため、国会審議で厳しく追及してまいります。
 共にがんばりましょう。

2015年12月5日
衆議院議員 初鹿明博

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国連・人権勧告の実現を!連帯メッセージ

 本日の「国連・人権勧告の実現を!」にお集まりの皆さま、社民党副党首・参議院議員の福島みずほです。本日は東京を離れており、集会とデモをご一緒出来ず、とても残念です。

 国連の憂慮している日本の人権状況は、先の戦争責任の放棄・放置や社会的マイノリティの排除、原発事故の隠蔽、外国人排斥の動きの激化などますます悪化の一途を辿っています。

 そして、特定秘密保護法や戦争法の成立で、来年の参議院議員選挙後には、著しい人権の制限を内容とする自民党改憲案が国会に提出されると言われています。

 今夏の戦争法をめぐる国会前の市民の「アベ政治を許さない」「安倍総理から憲法守れ」の声は、市民の人権を制限し、弾圧し、自由と民主主義を破壊しようとしている安倍政権への、そして全体主義への抵抗と民主主義を守るための地殻変動だと感じました。

 国会でも「人種差別撤廃施策推進法案」を提出しましたが、私たちは人種や国籍による差別をはじめ、出自による差別も、障がいの有無による差別も、性的指向による差別も、経済状況による差別も、思想信条による差別もさせないための取り組みを一層強めていかなければなりません。

 本日お集まりの皆さまと共に反ファシズムの大きなうねりを作り出すために全力を尽くすことをお誓いし、連帯のメッセージと致します。
                  2015年12月5日
                  社民党副党首 参議院議員
                   福 島 み ず ほ

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★国連・人権勧告の実現を メッセージ

 昨年9月「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」で安倍総理は、「21世紀こそ女性に対する人権の侵害のない世界に」と演説しました。私は昨年「女性活躍法案」に対する本会議質問でこのことをとりあげ、ジェンダーギャップ指数は恥ずべき状況と指摘。働く女性の2人に1人が非正規、賃金は男性の半分。働く女性の4割以上が年収200万円以下。「この事実そのものが人権を脅かす問題ではないか」と質問しました。総理は人権とは途上国の問題とでも思っていたのか。あらゆる分野で国連から勧告され、「法的拘束力がない」と無視し続けてきた、人権を語る資格なしの国なのに!

 原発事故が収束していないのに帰還を迫り、賠償と支援を打ち切る。辺野古では、国が県を訴え反対行動を実力で排除するなど、絶対にありえません。最大の人権侵害である戦争法は絶対に廃止させましょう。

 皆さんの活動に心から敬意を表し、本日の集会の成功を祈念しております。

                     2015年12月5日
                      日本共産党衆議院議員(比例東北)
                       高橋千鶴子

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 日頃より、人権問題に取り組んでおられる皆様方に深く敬意を表します。

 自分を大切に、同じように人も大切にという社会の基本が軽んじられていることを大変残念に思っています。

 私は、これまでに人権委員会設置法、選択的夫婦別姓を認める民法改正、ヘイトスピーチ禁止法などの法案提出に携わってきましたが、いずれも成立には至っていません。これからも成立に向けて努力致します。

 その中で、前国会で審議入りしたヘイトスピーチ禁止法は、時期通常国会では全会一致で成立させるべく、与野党協議を継続していますので、最大限の努力を致します。

 皆様方の努力が結実し、人権が完全に尊重される社会が実現するよう祈願しまして、激励のメッセージとさせて頂きます。

                           民主党参議院議員 小川敏夫

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 「国連・人権勧告の実現を!」にお集まりのみなさんに心からの連帯のメッセージを送ります。

 日本政府の国民の権利保護に向けた姿勢は、他の先進諸国などと比べても際立って後ろ向きであり、その下で多くの国民が苦しんでいます。労働者や女性の問題、教育や学費の問題、外国人へのヘイトスピーチの問題など、どの問題をとっても国民の権利が十分に守られているとは言えず、むしろ悪化している状態です。

 国民の権利向上のためには、日本政府に国連人権勧告に従わせ、種々の国連人権条約に批准させ、権利保護に向けた抜本的対策を取らせることが重要です。

 私も、国民の権利がしっかりと守られ生かされる社会実現のために全力を尽くす決意です。ともにがんばりましょう。

                          2015年12月5日
                        日本共産党衆議院議員  大平喜信

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「国連・人権勧告の実現を!」集会へのメッセージ

 「全ての人に人権と尊厳を!」と立ち上がられた皆様に、心からの敬意と連帯の思いを込めてメッセージを送ります。

 人権にかかわる条約を批准はするが、国内の施策は条約と無関係、国連の各委員会からの勧告も「法的拘束力はない」とする――このような日本政府の対応はあまりにも不誠実です。例えば、国連子どもの権利委員会は、日本における過度な競争教育が子どもの成長発達を妨げていると指摘する勧告を繰り返し行っています。日本の教育システムにも踏み込むこうした勧告に真摯に向き合ってこそ、「いじめ」「不登校」などの問題にどうとりくむかが見えてくるのではないでしょうか。

 人権にかかわる国連の勧告は、当事者をはじめ日本国内で様々な運動に取り組む方々の奮闘があってこそのものです。皆様の運動にさらに連帯し、勧告を力に、日本の政治を前に進めるため、私も力をつくしてまいります。

日本共産党 参議院議員 田村智子

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「国連・人権勧告の実現を!」集会への激励メッセージ

 「国連・人権勧告の実現を!」への激励と連帯のご挨拶を申し上げます。また、日頃より人権問題に取り組まれておりますことに心より敬意を表します。

 さて、日本は様々な国連の人権条約に加盟しており、条約の履行のために取った立法上、司法上、行政上の措置などについて報告書を提出しています。残念ながら、日本は締約国の責務である国内法の整備を怠っているため、各人権委員会から改善の勧告を受けています。

 憲法98条2項では、「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする」と加盟国の条約実施義務を定めており、「従う義務なし」と日本政府が主張することは許されないばかりか、人権後進国のレッテルを貼られかねません。すでに、人権委員会は締約国の責務を果たそうとしない日本政府に苛立ちを募らせています。

 これまで、沖縄、女性、子どもの人権政策に取り組んでまいりましたが、さらに、人権問題に取り組んでいく所存です。

 この集会が大きな成果をあげられますことをご期待申し上げます。
                        
参議院議員 糸数慶子  

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                     「表現の自由」絶対視は人間の尊厳を守れない

                                                         参議院議員    有田芳生(ありたよしふ)

 歴史的かつ現実的に意義ある集会とデモにご参加のみなさん。あいにく徳島での仕事と重なり、残念ながら参加することができません。しかし思いは共通です。ヘイトスピーチをはじめとする差別を撤廃する道は、国連の人種差別撤廃委員会が数時にわたって勧告してきた人種差別禁止法をこの日本で制定するしかありません。

 その第一歩として国会では人種差別撤廃施策推進法を制定すべく、引き続き1月からの通常国会で行動していきます。ヘイトスピーチは人間の尊厳と平等を破壊する犯罪行為です。世論をさらに高め、「表現の自由」を抽象的に強調する人間不在の誤った見解を克服し、差別撤廃のための新しい地平を切り拓いていきましょう。

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メッセ-ジ

 「『12.5 国連・人権勧告の実現を!』集会」にご参集の皆様、お疲れ様でござ います。日頃より皆様が様々な人権課題の改善にむけての活動にご尽力されて いることに心より敬意を表します。

 また、私 なたにや正義 にあたたかいご支援を賜っておりますことに、あ らためて感謝を申し上げます。

 さて、9 月末に閉会した国会では、集団的自衛権の行使が可能となる安保法 制が与党による強行で非民主的な数の横暴によって成立してしまいました。こ の国会での闘いはひとまず終わりましたが、この法案に効力を発揮させないよ う、とりくみを進めて参ります。当面、来年夏の参議院議員選挙に向けてとり くみを強化していくことが重要であると考えています。

 また、わが国の人権状況は劣化の一途をたどっており、国際的にも遅れてい ると言わざるを得ません。引き続き、人権侵害救済制度の確立にむけて、人権 救済機関の創設をはじめとした課題の進展へ、皆様とともにしっかりと取り組 んで参ります。

 本日ご出席の皆様の益々のご活躍とご多幸を祈念申し上げ、連帯のメッセー ジとさせて頂きます。

 ともにがんばりましょう!
2015年12月5日
参議院議員(比例代表)
なたにや正義
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 「国連・人権勧告の実現を!」集会開催、誠におめでとうござ います。2013 年 6 月の閣議決定からこの間、お集まりの皆さんの お取組に心から敬意を表します。

 私たちは、日本国憲法12 条「この憲法が国民に保障する自 由及び権利は国民の不断の努力によってこれを保持しなけれ ばならない」の通り、自由と権利を自覚的に行使しながら、新し い民主主義を発展させていくことができると信じています。私た ちも身を持ってこのことを子どもたちに伝えていかなければなり ません。

 本日の参加は叶いませんが、本集会が仲間とともに人権と尊 厳について語り合い、情報を共有する、実り多い議論の場となり ますことを祈念いたしております。

2015年12月5日
参議院議員 神本みえ子