第32回学習会
理不尽な長期拘留・拘禁問題
安倍政権は2013年に「国連人権勧告に従う義務なし」と閣議決定して以降、多くの人権条約委員会からの勧告をほとんど無視するかのような対応です。今年は「子どもの権利委員会」から54もの勧告を受けました。そして来年秋の10月には、自由権規約委員会の審査も予定されています。日本国憲法で保障されている「表現の自由」(第21条)については、「愛知トリエンナーレ」の表現の不自由展への政治介入、補助金停止などの圧力がかかりました。また、川崎市では自民団体の映画会の作品中にある「主戦場」が問題視されました。
いずれも市民の活動によって少しは圧力を跳ね返すことができました。
総理大臣に「消費増税は止めてください」と市民が声をかけただけで警官に取り囲まれる事態も起きています。そして、沖縄基地反対の活動で山城さんは微罪で5か月以上も拘束され、森友学園に関連して籠池夫妻は6か月も拘束。台湾の方が靖国神社境内で横断幕を掲げたことで長期拘束されるなど、これらは、自由権規約9条にも反する恣意的拘禁と言えるのではないでしょうか?
こうした事態をどう考えればいいのか、日弁連でご活躍の海渡雄一さんをお招きしてご一緒に考えたいと思います。皆様のご参加をお願いします。
日時 2020年1月17日(金)18時30分から20時30分
講師 海渡雄一弁護士
講師プロフィール
第二東京弁護士会所属。元日弁連事務総長。過去、国労弁護団をはじめ、保育所民営化反対裁判・原発訴訟など幅広く訴訟を手掛ける。
著書には「監獄と人権」「刑罰に脅かされる表現の自由」など。人権・原発・秘密保護法原発・共謀に関わるたくさんの著作がある。
会場 連合会館 201号室
https://rengokaikan.jp/access/
千代田線 お茶ノ水駅 B3出口
丸ノ内線 淡路町駅 B3出口
都営新宿線 小川町駅 B3出口
JR総武線・中央線 お茶ノ水駅聖橋口
参加費 500円
主催 「国連・人権勧告の実現を!」実行委員会
問い合わせ 090-9804-4196(長谷川)